ナラティヴ・カフェ Narrative Cafe

Diabetes Cafe:糖尿病診療におけるナラティヴ・アプローチ

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医療人類学が教えてくれた「文化」という視点

2月 13th, 2016 · No Comments · ナラティヴ・アプローチ(病いの語り、意味), 医療人類学(病い体験、illness)

 僕はillnessとは別にもう一つ医療人類学から「文化」という視点を学びました。僕の文化人類学の師である浮ヶ谷幸代先生は人類学について、「異文化を理解することは困難であることを出発点としながらも、それでも理解しようとする営みこそが人類学のエッセンスである」と述べ、さらに文化人類学的な態度として、次の2つを挙げています。

    1つは人々の見方、感じ方は社会的、文化的に創られ、規定されるという前提を踏まえ、異文化(ここでは病者の生きる世界)と自文化(ここでは医療専門職文化)との差異に注目すると同時に、文化の差異を超えて、人間として普遍的なもの、社会的存在としての人間の根源的な営みという次元で両者に共通するものにも着目すること。

もう一つは、

    異文化を理解しようとするとき、自らが背負っている自文化を問い直すこと、つまり「自文化を相対化すること」の重要性を指摘しています。

医療専門職としての自文化を相対化する」という視点は僕の臨床医としての姿勢に計り知れないくらい大きな影響を与えています。

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