ナラティヴ・カフェ Narrative Cafe

Diabetes Cafe:糖尿病診療におけるナラティヴ・アプローチ

ナラティヴ・カフェ Narrative Cafe header image 2

糖尿病は「意味」の病気

3月 23rd, 2015 · No Comments · 医療人類学(病い体験、illness), 糖尿病療養指導

1型糖尿病(T1DM)患者のための「病いの当事者が良い物語を語るために大切なこと」(No4)という連載記事をFacebook上に連載しています。昨夜No4を投稿し、その内容に対して、コメントをしてくださった方との対話の中から、新しい気づきが生まれたので、以下に紹介させて下さい。

「発症したという過去に囚われていて、前に進めない状態」は、自分の体験をうまく意味づけられていないからだと言い換えることができます。そして「前に進むことができた」ということは、その体験に意味づけることができたということではないでしょうか?
「病気を引き受けられない」というのは、つまり「T1DMをもって生きる人生に意味付けできない」ということではないか?と僕は考えます。DMという病気は「意味」の病気と言い換えることもできるのかも知れません。
で、この論文は「体験」と「意味づける行為」と「語り」の関係について論考している訳です。「体験をどのように考えれば、良い意味付けができるのか?」、そして「意味付け」が生まれるためにはこのような双方向の「対話」によって、語り手が自らの体験を「物語」として捉え直す強い動機付けを受けることが大切なのだと思います。
こうした「体験」「意味付け」「語り」という3つの関係を論ずるのが、今回の連載の目的です。自分の体験を深く意味づけることによって、人は成長することができるのではないかと思います。

Tags:

No Comments so far ↓

There are no comments yet...Kick things off by filling out the form below.

Leave a Comment

You must log in to post a comment.