ナラティヴ・カフェ Narrative Cafe

Diabetes Cafe:糖尿病診療におけるナラティヴ・アプローチ

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病いの当事者が良い物語を語るために大切なこと(No1)

3月 19th, 2015 · No Comments · ナラティヴ・アプローチ(病いの語り、意味), 医療人類学(病い体験、illness)

〜病の語りにおける「経験」「言葉」「語り」の関係〜

アーサーWフランクの「傷ついた物語の語り手ー身体・病い・倫理」の翻訳者である鈴木智之氏が『N:ナラティヴとケア』第6号に発表した論文がとても素晴らしく、尽きることのない泉のように深いので、少しずつまとめながら紹介したいと思います。
僕は、この小論文を読んで、病いの語り、ないしは病の物語(闘病記)の社会学的研究に興味を持った。そして途方もないことではあるが、いつの日か、病の語りのファシリテーターないし闘病記の共著者となれるように学びたいと思いました。

まず紹介するのはAWフランクの以下の言葉です。
「物語とともに考えることが要求するのは、一人ひとりの個人の中に経験を沈殿させていくこと」
「物語とともに、時を経る中で生まれるさまざまな経験の見方を、物語によって形作らせること」

この2つの言葉を紹介した後、鈴木氏は「私は、言葉を介して、どこまで他者の『経験』に近づき、それを私自身の中に『沈殿』させることができるだろうか」と述べています。

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